2019年2月1日
コンタクトレンズの不適切な使い方による眼のトラブルが後を絶ちません。
レンズの手入れが不十分だったり、レンズを長時間つけていたりして、
眼に障害が生じてしまいます。
昨今、コンタクトレンズの購入にあたっては、眼科を受診せずに
インターネット通販や量販店などでの購入が多くなってきています。
近年、視力補正の目的以外にも瞳の大きさや色を変えて、
おしゃれを楽しむカラーコンタクトレンズ(カラコン)も普及しています。
ただ、眼球に直に装用する点では、カラコンも透明のコンタクトレンズも違いはありません。
つけ方やレンズケアが不十分だったり、長時間つけていたりすると、
眼のトラブルを引き起こすことがあります。
数あるコンタクトレンズによる合併症の中で、最も症状が重いものは
アカントアメーバー角膜炎です。水道水などを介して侵入し、ケース内で増殖した
アカントアメーバーが、コンタクトレンズを介して角膜に感染を起こします。
薬剤の効果も出にくいこともあり、重症化すると点滴治療や、角膜移植に至ることもあります。
眼にアメーバーなんて、怖いですよね…。たかがコンタクトレンズと、侮ってはいけません。
コンタクトレンズは安全上のリスクなどから、法律上、
人工呼吸器やペースメーカーと同じ「高度管理医療機器」に分類されています。
コンタクトレンズを安全、快適に使用するためには、眼科医の診察に基づく処方が不可欠です。
必ず眼科を受診して、処方を受けましょう。
コンタクトレンズを使用していて眼に異常を感じたらすぐに使用を中止し、
眼科を受診しましょう。また、眼に異常を感じていなくても、
コンタクトレンズを使用する人は必ず定期的に眼科で検査を受けましょう。