2018年7月10日
「近視」になる子供達は、年々増えているそうです。
最近の調査では小学生の30%が近視で、中学生になると50%に近視がみられるそうです。
近くはよく見えるのに、遠くはぼやけて見える。これが近視です。
昔と比べて近視の低年齢化が進んでいます。そもそも、なぜ近視になるのでしょうか?
実を言うと、近視のメカニズムはいまだに解明されていません。
しかし、最近の研究で、眼軸(角膜から網膜までの眼球の長さ)が必要以上に伸びることが、
近視の症状を引き起こしているということが分かってきました。
眼軸は近くのものを長時間、集中して見続けることで伸びます。
ゲーム機やスマートフォンの普及によって、近くを凝視することが多くなり、
子供の近視が増えたと予想されます。
一方、外遊びの時間が長い子供は近視になりにくいと言われています。
遺伝の影響も大きいとか。両親が近視の子供は、
そうでない子供に比べて近視になる確率が高いとも言われています。
近視は8~16歳に最も進みやすく、20歳を過ぎるとあまり進まないのだそうです。
眼軸はいったん伸びると元には戻らないため、残念ながら、近視を改善する方法はありません。
いまのところ、レーシックなどの手術しかないのが現状です。
しかし、治らないからといって近視を放置するのは…。
今では進行を抑制すると言われているオルソケラトロジー、
就寝時に点眼するマイオピンと言った治療も効果的と言われています。
これ以上近視を進行させないためにも、少しでも予防しましょう!!