巣立ち

2017年7月25日

巣立ち

当院に作られたツバメの巣からふ化したヒナですが、
順調にすくすくと育ち、巣立ちの日が近くなると空を飛ぶために必要な
羽ばたきの練習を繰り返しながら無事すべてのヒナが巣立っていきました。

来院された患者さんやスタッフ一同も成長を楽しみにしていましたが、
巣立ってしまうと寂しいものです。

巣立ちを終えたヒナと親鳥たちは、河川敷のアシ原などに集まり集団で寝ぐらを作ります。
そして毎年9月中旬~10月下旬頃、越冬するために
いっせいに南の島(台湾や東南アジアの島々)へ旅立ちます。

しかし、ツバメは帰巣本能の強い鳥で(オスの帰還率が47%、メスが33%)、
前の年と同じ場所に戻ってくることも多いようです。

また来年、ツバメが戻ってきてくれること楽しみにしたいと思います。

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